~自宅で住み続けるためのポイント~
第 1 条 【生活空間】主な生活の場を同じ階に ▶▶関連コラムを読む
- 玄関、居間、食堂、キッチン、寝室、トイレ、洗面・脱衣室、浴室は同じ階に設け、生活の動作をスムーズに行えるようにする。
- 生活空間が二つの階にまたがるときは部屋の使い方を工夫したり、エレベーターを設置するなど対策を考えておく。
第2条 【室内の環境】健康な毎日のために ▶▶関連コラムを読む
- 水廻り、玄関、廊下などと各部屋との温度差をなくし、快適な温度・湿度が保てるようにする。
- 陽当たり、風通し、色彩、明るさやまぶしさ、音や臭いにも充分な配慮をする。
第3条 【アプローチ】外とのつながりを大切に ▶▶関連コラムを読む
- 道路や駐車場と室内をつなぐルートを考えて、出かけやすく訪ねて来やすくする。
第4条 【玄関】楽に外出できるように ▶▶関連コラムを読む
- 椅子に腰かけて靴の履き替えができる広さを確保し、からだを支えるための家具や手すりを設ける。
- 上がりがまちの段差は10cm以下とする。
第5条 【階段】安全に上り下りできるように ▶▶関連コラムを読む
- 踏み外しやつまずきを防ぐため、段がはっきり分かるようにする。
- 1段の高さは19cm以下、奥行きは22cm以上とし、手すりを設ける。
第6条 【居間・食堂】集い、憩う場として快適であるように ▶▶関連コラムを読む
- 健康に楽しく暮らせる広さやインテリアを考える。
- 家具の配置と片づけがしやすい収納を工夫し動きやすくする。
第7条 【キッチン】調理をしやすく ▶▶関連コラムを読む
- 安全で使いやすく、椅子に座っても調理ができるキッチンとする。
第8条 【寝室】心地よい眠りと目覚めのために ▶▶関連コラムを読む
- 明るさ、室温、音、プライバシーなどに配慮する。
- 就寝時の災害に備え、耐震性や避難経路を確保しておく。 介護サービスなどを受け入れやすいように、外部から直接寝室に入るルートを考えておく。
第9条 【トイレ】いつまでも安心して使えるように ▶▶関連コラムを読む
- 寝室の近くに設けるとともに、介助を受けても使えるスペースに配慮する。
第10条 【洗面・脱衣室】洗面や脱衣をしやすく ▶▶関連コラムを読む
- 椅子を使って、洗面や脱衣ができるスペース、設備とする。
- ヒートショックを防ぐため、寒さ対策をする。
第11条 【浴室】安全に入浴しやすく ▶▶関連コラムを読む
- シャワーチェアが使え、介助を受けられるスペースとする。
- 浴槽のかたち、混合水栓などの設備、手すり、ヒートショック対策に配慮する。
- 入口の段差をなくし、扉の開閉方法や幅を考える。
- 濡れても滑りにくい床材を選ぶ。
第12条 【車いすスペース】車いすが必要になった時のために ▶▶関連コラムを読む
- 居間や食堂などには最低1ヶ所の車いすの回転スペースを考えておく。
- 部屋の入口及び廊下は、車いすの通行に必要な幅とする。
第13条 【手すり】転倒防止や動作の補助のために ▶▶関連コラムを読む
- 不安定な姿勢になるところの壁には手すりをつけるか、必要な補強をしておく。
第14条 【床】つまずきを防ぐために ▶▶関連コラムを読む
- 不要な段差はなくし、床仕上げは滑りにくく掃除のしやすい材料を選ぶ。
第15条 【設備のコントロール】操作のしやすさを第一に考えて ▶▶関連コラムを読む
- スイッチは使いやすい高さや形状とし、コンセントは抜き差ししやすい高さとする。
- インターホンやブレーカーなども使いやすい位置に設ける。