【第2条】雰囲気づくり

本音を引き出すために

伝えたいことがあっても伝え方がわからない、話すのが苦手な住まい手もいる。そんな住まい手の気持ちや性格を汲みとり、雑談から困りごとや生きがいなどを話しやすい雰囲気をつくる。

  • いわゆる想定問答のように、作り手が知りたい情報だけを聞き出すことのみがヒアリングではありません。住まい手との何気ない雑談の中に重要なキーワードが含まれているものです。住まい手一人ひとりの立場や生活習慣の違いなどにも配慮しながら、気軽に雑談を交わせる関係をつくって、これからの人生でやってみたいことや続けたいこと、こだわり、将来への不安、話しにくい個人的な事情や思い、考えなどを引き出してみましょう。
  • 認知症などで思いはあっても言葉にすることがなかなかできない方、高次脳機能障害などで会話を理解するのが苦手な方には、その方にあった適切な方法を探し、必要に応じて他の専門職の力も借りましょう。

隠れた要望を引き出すには
知識と経験と想像力と
ひとりの生活者として認知症の方と向き合う


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