【第6条】「居場所」の確認

くつろげる空間を提案するために

長い時間を過ごす住まいの中には、心身ともに落ち着けて、くつろげる場所が必要になる。住まい手にとっての「住まいの中の自分のスペース=居場所」を確かめておく。

  • 自宅は住まい手にとって最も安心できる場所ですが、その自宅の中でも、自分がいちばん自分らしくいられる「居場所」が必要です。住まいが機能上の「器」としてだけでなく、心身ともに落ち着いてくつろげる空間として提案できるよう、住まい手一人ひとりにとっての「居場所」を確認しましょう。
  • 二世代同居・三世代同居など、年齢層や生活パターン、ライフスタイルが異なる家族が一緒に暮らす場合でも、だれもが気兼ねして暮らすことのないよう、家族一人ひとりの「居場所」を提案するために、個別にヒアリングをしたり、家族間の話し合いを促したりすることも必要です。
  • 認知症などで、昔住んでいた所の記憶しかなく、今の住まいを認識できない場合には、ご本人が自分の「居場所」として落ち着いていられるスペースがあるかを確認しましょう。

「くつろげる空間」とは?
住み慣れた家をベースに設計してみるというアプローチ


【第5条】⇐ ⇒【第7条】

このエントリーをはてなブックマークに追加