バリアフリーというと、高齢者や障害のある人のためのものとか、手すりやスロープがある家のこと、というった限られた捉え方がされてきました。
私たちNPO法人高齢社会の住まいをつくる会では、バリアフリーという言葉をもっと広い意味で捉え、誰もが、どんな時でも快適に暮らせるキーワードと考えています。そしてこの考え方を「新・バリアフリー」と名付けました。
家には、からだとこころを支える「力」があり、「新・バリアフリー」には「対応力」「包容力」「支援力」があります。
これらの3つの力は、家族の誰かが介助が必要になったときでも、あなたと家族みんなの暮らしを支えてくれる頼もしい力となります。それだけでなく、家にこうした力がきちんと備わっていれば、必要に応じてリフォームする時の費用や時間を大幅に削れます。
◆対応力・・・
からだの変化や暮らしの変化に対応しやすい力
地震や災害に強い家
◆包容力・・・
住む人だけでなく、訪ねてくる人も快適にする力
地域とのつながりを保つ家
◆支援力・・・
人がもっている能力を引き出し、暮らしを支える力
介護サービスなどを受け入れやすい家
