【第5条】個別性の理解

住まい手の現在と将来を考えるために

住まい手の心身の状態や家族構成、仕事や趣味・地域活動、社会的役割などを含むライフスタイルを把握し、将来的な変化に対する予見と生活への影響を踏まえたヒアリングを行う。

  • 住まい手のライフスタイルは千差万別です。そのライフスタイルも時間とともに変化します。設計提案には、住まい手の個別性を踏まえる姿勢が欠かせません。
  • だれもが加齢によって身体能力が低下したり、疾病を抱えたり、障害をもったりする可能性がありますが、元気で健康な住まい手は、自分や家族に介護が必要になることを考えたくないし想像もしにくいものです。作り手には、将来を見据えた融通のきく備えを「さりげなく提案する」ことが求められます。
  • 住まい手がすでに疾病や障害を抱えている場合には、住まい手それぞれにおける特有の症状や状態の変化・進行に対して理解を深める必要があります。

将来を見据え「さりげなく提案する」
寝室の窓から道ゆく人を眺めていたい


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