バリアフリーリフォームの優先順位は?

フォームは「人」「住まい」ともそれぞれです。予算や状況により必要に応じて少しずつやる場合もあれば、一気にやってしまった方がいい場合もあります。

早めにやっておきたいのは、工事中の生活への影響が大きい「構造やスペースに関すること」、日常生活の確保の観点から「つまずき、転倒のもとになるような段差の解消」「階段のすべり止め設置」「階段の手すり設置」(平成12年に階段の手すり設置が義務化、それ以前は手すりがない家が多い)などです。

玄関、廊下、浴室、トイレ等の手すりは必要になってからでもよいといえますが、必要になってからというのは微妙で、身体に変化を感じ始めたとき、たとえば立ち座りがきつくなったとか転びやすくなったとか、筋力が低下したとかの自覚症状を感じはじめた時には必ず検討したいものです。身体に何の変化がなくても、片方の手に荷物を持っているときの靴の履き替えや、トイレの立ち座り、浴槽の出入りに、手すりをつかみ安定した動作ができるという利点もあります。

脳梗塞などで片麻痺になった場合、麻痺の程度、麻痺の側、使いやすい高さ等、実際に起きてからでないとわからないものは、必要になってからという考え方もあります。

新・バリアフリー15ヶ条 / 第5条【階段】/ 第13条【手すり】/ 対話の心得・第10条【優先順位の見極め】 / バリアフリーリフォーム (茨城県T)

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バリアフリーリフォームの優先順位は?」への5件のフィードバック

  1. 室内に手摺を付けるのをためらって出たひと言、俺はそんなにヨボヨボか!
    でも、同居の娘さんにお聞きすると必要な感じの所でしたので、
    お父さん、ヨボヨボじゃあ、ありません! ヨボが一つ多いです。
    あくまでもヨボウ~です。
    シッカリと予防が出来ました。

    • 「ヨボヨボ」を「ヨボウ=予防」につなげられたのは、素晴らしい発想の転換です。
      手すり一つをとっても、ある時期は予防、より不安定になった時には行為補助の役割を果たしてくれます。

  2. 歳を重ねるにつれ、可動域が狭くなったり筋力が低下して運動機能が低下したり、感覚機能が鈍くなっても、徐々に進行すると慣れもあって気づきにくいものです。
    気づかなくても着実に機能低下するので、事故を起こさないうちに手を打っても無駄にならないのが、茨城県Tさんが冒頭に挙げたバリアフリーリフォームの基本的な項目だと思います。これは、ヨボウ〜でしょうか。

  3. バリアフリーリフォームの優先順位を考えるとき、介助を含めた動作・動線に関わるスペースの確保は重要です。後で部屋の使い方をちょっと工夫すれば一つのフロア内で生活できるようにしておきたいものです。こうした検討で、トイレが寝室近くにあるか否かが、将来の睡眠の質・夜間の安心感を左右するようです。

  4. 浴室やトイレなどの水回りや手間の掛かる工事は、体力や経済的な余裕のあるときにやる方が良さそうです。これらの部分は、緊急時に手をつけることが難しいからです。水回り環境を快適にすると日常生活の質の向上に繋がり、住まい手全員の得られる満足度も高いようです。

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