出かけやすく、訪ねて来やすいアプローチに

「生活」は住まいの中だけにあるわけではありません。近隣の散歩や、ご近所さんとの交流も大切な生活の一部です。いつまでも可能な限り、住み慣れた地域で生活したいと思うのは、だれしも共通の思いではないでしょうか。

新・バリアフリー15ヶ条:第3条」では、住まいを取り巻く近隣とのつながりも大事にしたいとの思いから、道路~ポーチ~玄関までスムーズに移動できること、杖歩行でも車いすであっても出入りできること、同様に友人や知人に障害があっても訪ねて来やすい配慮を提唱しています。

自然石に目詰めをしたアプローチ。リウマチの方には振動への配慮も必要です。

新・バリアフリー15ヶ条 / 第3条【アプローチ】 / 設計提案ポイント2【人とのつながり】 / 元気に暮らす (茨城県T)

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出かけやすく、訪ねて来やすいアプローチに」への3件のフィードバック

  1. 古い話になりますが、30年より以前に玄関にスロープを付ける話をするときに、まだ要らん!と言われるのはほとんどがその家の家長さんでした。
    その時の打開策に使っていたのが、孫さんの自転車置き場、玄関ポーチを広くとり孫さんが遊びに来られた時の為に自転車置き場を作っておきましょう、雨が降ってきても濡れない様に屋根を長めに出しておきましょうね。数年後車椅子がスムーズに使えました、勿論自転車が入りやすい様にスロープの幅は広めでしたね。

  2. アプローチの床面・舗装と同時に、
    雨や夜間のことを考えると、玄関など出入り口に「庇と照明」が欲しいです。
    在宅看護・介護などサービス提供者の使う「屋根付きの自転車置き場」があると助かりますから。
    段差部分に取り付ける手すりは、近所の高齢の知人が訪ねてくれる時に役立ったりします。足腰が弱くなっても訪ね会えるような近所づきあいは、都市部では望めないかもしれませんが。。。

  3. 温暖化による豪雨災害の対策として、住宅の敷地に盛り土を奨励することが増えてきています。この場合、道路から家の床までの高さは大きいほど安全と評価されていますが、加齢による運動機能の低下した高齢者にとっては、昇降移動による身体への負担が大きくなることにも配慮が必要になります。

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