照明の役割を分析しましょう

程度の差は大きくありますが、後期高齢者に近づくほど、白内障の傾向はほぼ誰にでも出てくるといわれております。白濁化と眩しさによる視界の低減とともに、下向きの姿勢による身体バランスの崩れもあります。視界については、生活に支障が出てくるようになれば、手術によりほぼ回復できますが、眩しさは治らないようです(私の母を含め、周りの経験者からの訴え)。

寝室の照明
介助生活の場合は、就寝介助時の作業用の照明の光が、介助利用者の目に直接入らないような配置、または機種を選びましょう。夜間移動のための照明は、人感センサー付きLED採用機種が便利です。最近ではコンセントにさすだけで利用できるものが安く出てきています。工事の必要がなく、球切れの心配がごく少なく消費電力も今までの蛍光灯よりもはるかに低いので、消し忘れもなくお薦めです。

階段の照明
新築の場合は、階段利用時(特に下り)に自分の影を進行方向に作らない配置、直接光源が目に入らない方法を考えましょう。改装時は難しいこともありますが、電池式の製品もあり、点灯方法を手動に切り替えられたり、階段手すりの取り付け金具に掛けられるような製品も見受けられます。(電池は充電タイプが望ましいと思います、廃棄ゴミの削減と省資源にも良いようです。)

クローク、収納部分(流し台下)、物置などの照明
手暗がりによる間違いや消し忘れ防止に、前述と同様の製品が便利です。マグネットや両面テープで取り付けられるものもあります。

新・バリアフリー15ヶ条 / 第15条【設備のコントロール】 / 電気・設備工事 / バリアフリーリフォーム (静岡県O)

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