トップページ お問い合わせ サイトマップ
 
 
 
トップページ > イベントのご案内 > セミナー、見学会など > 建築茶論レポート
 ※本イベントは会員向けの企画です。

 高齢社会の住まいをつくる会では全国の会員間の交流・意見交換の場として、会員の自主企画による「建築茶論」を実施しております。内容にご興味のある方は事務局までお問い合わせください。


高住会・会員向け交流の場

「建築茶論」

 

 2022(令和4)年度 建築茶論 
 第1回〜第4回


●第4回:ゆるゆるさろん「古家のリフォームあるあるを話したい!」

日時:2023年2月22日(水)18300-20:30
場所:オンライン(Zoomミーティング)
参加者数:10名
話題提供者:沼田恭子さん(東京都会員)ほか
内容:世間で空き家問題がクローズアップされる昨今、その活用には古家のリフォーム/リノベーションが必須。一方で、空き家と暮らしを結びつけて新たな価値を見いだしている「あしたの賃貸住宅プロジェクト」なる活動がある。賃貸不動産事業を中心とした取り組みで「誰でも その人らしく 暮らせる住まい」の着眼点には説得力があり、高住会が長年取り組んできた理念と相容れる部分も散見される。
今後に向けて、まずは古家のリフォームの実態を知るため、自由な発言を促す「ゆるゆるさろん」と名づけた初企画。
どこまで許容できる?老朽化した木造住宅との遭遇
 …耐震、省エネ、バリアフリー?それ以前の問題も。
・こんな時どうすればいい?困った経験
 …雨漏り、壁面や設備からの漏水、シロアリ対策、床や棟の歪み、
  不明瞭な構造、既存不適格物件、集合住宅の改修で困った!
・「あしたの賃貸プロジェクト」を見て思うこと
 …賃貸リノベーションによる高齢者住宅支援、空き家の活用、
  住み続けられる住まいづくり、コミュニティづくり
等々、自由に発言をしたことで各方面に話題が広がり好評だった。



●第3回:「バリアフリーは水との闘い!」

日時:2022年8月3日(水)18:00-20:00
場所:オンライン(Zoomミーティング)
参加者数:16名
話題提供者:岡村英樹さん(兵庫県会員)
そもそも玄関に段差があるのは雨水が進入しないためだが、段差をなくしてしまうと一体どうやって、水が入らないようにするのか・・・。車いすユーザーが使いやすいキッチンを設計したにも関わらず、シンクが浅いために水跳ねが発生!などなど、バリアフリー住宅の設計で、私たちの頭を悩ます問題の背景には必ずと言っても良いほど「水」が付いて回る。そんな過去の失敗談、経験談をシェア。玄関の段差、基礎の立ち上がり高さ、バルコニー、ガレージの水勾配、土間コンの仕上げ、雨除け、キッチンシンクの深さ、浴室のドア、トイレ内器具のレイアウト、汚物処理オストメイト対応をテーマに建築の専門的な意見交換がされた。



●第2回:「バリアアリー? 動線は長いほうがよい?」

日時:2022年6月11日(土)14:15-16:30
場所:オンライン(Zoomミーティング)
参加者数:20名
進行役:吉田 紗栄子さん(神奈川県会員)

内容:高住会の総会の開催に合わせて企画した理事長発信の建築茶論。
世の中には「バリアフリーはからだを甘やかすのでよくない」、という考えの方々が多くおり、また、ある研究では動線が長く家の中でよく歩いている人は“フレイル”になりにくいと言う。一方、バリアがあるために自宅での生活を続けられなくなる人たちも、たくさんみてきた。
私たちはバリアフリーを推進し、動線は短くなるようなプラニングを心がけてきたが、この相反する考え方をどう受け止めればよいのかをディスカッションした。

バリアアリーの是非を考え出すと、建築的に対処できる物理的な安全性に留まらず、医療的な視点や物事の考え方、「過ぎたるは及ばざるがごとし」と言われるが、どこまで対応するべきかという問題定義にも話が広がった。参加者それぞれが体験したクライアントの事例がたくさん出され、高齢者の筋力の維持のためには身体を動かすことの重要性は共通認識としてある中で、無理に暮らしづらいバリアのある住まいよりも、断捨離をして片付けられた空間が動きやすくなるという事例に着目。正解はないが、バリアフリーはケースバイケースで個別性を大事にすること、住まい手のプライドは尊重しつつも実際に事故が多発している階段などは対応すべき、訓練と日常は違うと捉えること、人はむしろ動きやすい動線の方が動くだろう、といった方向に話がまとまった。



●第1回:東日本大震災復興支援に参加して

日時:
2022年4月27日(水)18:00-20:00
場所:オンライン(Zoomミーティング)
参加者数:11名
話題提供者:大河内 明彦さん(静岡県会員)

内容:震災発生後3年ほど過ぎた2014年10月から2021年11月末までの約7年間、復興庁臨時職員として宮城復興局所属支援派遣専門員(建築担当)、名取市震災復興部復興まちづくり課、気仙沼市に派遣されてから静岡に戻るまでの長期に渡る支援活動の体験談。現地の役所の中でその一員としてどのように復興の支援をしたか、自治体による対応の違い、仮設住宅の実情や震災遺構の紹介など、様々なお話を伺った。質疑応答も活発に交われ、神戸や熊本の震災を経験している会員の意見も交えて震災復興におけるノウハウの継承の大切さを実感した。


 2021(令和3)年度 建築茶論 
 第1回〜第5回


●第5回:「車いす利用者のひとり住まい・カーポート土間改修工事の顛末」

日時:2022年2月16日(水)18:00-20:00
場所:オンライン(Zoomミーティング)
参加者数:9名
話題提供者:渡邉 靖さん(神奈川県会員)
内容:自宅カーポート土間の勾配が急で、自家用車の乗車時に車椅子が動いてしまうという問題を解消すべく、部分的に土間を解体して勾配を緩くするという、一見簡単そうで実は難しい現在進行形の改修設計の事例。クライアントの将来像など、プライバシーに関わる情報をどの段階でどのように聞き出せるか、信頼を得て長く付き合うことが出来るかが鍵になるといった議論がされた。



●第4回:「失敗に学ぶ/豪雨とバリアフリーと想定外と」

日時:2021年12月10日(金)18:00-20:00
場所:オンライン(Zoomミーティング)
参加者数:12名
話題提供者:田畑邦雄さん(茨城県会員)
内容:過去に体験された3件の排水トラブルの事例について赤裸々語られ、施設管理者とのコミュニケーションのあり方から、バリアフリー設計と高低差の問題、冠水しやすい立地の設計など、問題意識の共有がされた。



●第3回:「10ヶ条、ここがわからない!?」

日時:2021年8月16日(月)19:00-21:00
場所:オンライン(Zoomミーティング)
参加者数:10名
話題提供者:
@「認知症」のBPSDは過去のもの? 沼田恭子さん(東京都会員
A暮らしの記憶への配慮 渡邉 靖さん(神奈川県会員)
内容:会の設立20周年記念に合わせて作成した小冊子『人生100年時代の住まい手とともにつくる家-住まい手との対話の心得10ヶ条と設計提案の5つのポイント』について、意見を出し合う場として企画された。建築と医療、福祉との捉え方の違いや、各々の体験談などにも話が発展した。



●第2回:「コロナ禍と住まい」
日時:2021年6月12日(土)14:30-16:30
場所:オンライン(Zoomミーティング)
参加者数:16名
進行役:田畑邦雄さん(茨城県会員)

内容:高住会の総会の開催に合わせて企画した建築茶論。
テーマに、収束が見えない「コロナ禍」を取り上げ、今、このタイミングで、全国の会員が何を感じているかを語り合っておきたいとの声に応えて開催。会員に実施したミニアンケートの結果も取り上げて、会員間でも多様な意見があって正解がないことを知り、自身の固定観念にとらわれないグローバルな視点の大切さに気づいた。




●第1回:バリアフリーあるあるシリーズD「我が家の場合」

日時:
2021年4月28日(水)18:00-20:00
場所:オンライン(Zoomミーティング)
参加者数:16名
話題提供者:下川滝美さん(岐阜県会員)

内容:「平成元年、実家の近くに転居。その家で義母と母を看取りました。
令和元年、娘の家の近くに転居。父を自宅で看取りました。
介護保険制度を使い介護をしてきました。」
介護の状態に合わせてその都度、住まいを工夫したり手直しされたという経験談。
建築士としての経験、協力的なご家族の力、創意工夫を凝らした明るく前向きな在宅介護のあり方を伺い知ることができた。

 

 2020(令和2)年度 建築茶論 
 第1回〜第7回



●第7回:バリアフリーあるあるシリーズC「完成後に施主と歩んだ半年間」
 (シンポジウム参加者限定特別公開)

日時:2021年3月13日(土)18:00-20:00
場所:オンライン(Zoomミーティング)
参加者数:21名
話題提供者:吉田誠治さん(福岡県会員)
内容:人生の途中で思いがけず身体の自由を奪われ住宅の改修を 余儀なくされた施主と、バリアフリーデザイナーの使命として設計監理の枠を越えて向き合った歩みの記録を伺う。大変難しく重いテーマについて考えさせられた。



●第6回:「住まい手との対話の心得10ヶ条と設計提案の5つのポイント」

日時:2021年1月27日(水)18:00-20:00
場所:オンライン(Zoomミーティング)
参加者数:17名
話題提供者:吉田紗栄子さん(神奈川県会員)
内容:2/11のシンポジウムの開催に合わせたミニガイドブック(WEB版)の発表の前に、どのような経緯で作られたものか、どんなポイントが書かれているのかを先行して紹介し、意見を出し合った。



●第5回:バリアフリーあるあるシリーズB「なんでそうなるの?」

日時:2020年12月16日(水)18:00-20:00
場所:オンライン(Zoomミーティング)
参加者数:12名
話題提供者:小椋清市さん(熊本県会員)
内容:小椋さんから熊本県内での行政とのやり取りなどについて話題提供いただき、各県、地域による障害福祉、高齢福祉に係る制度の解釈、運用、多職種の連携などの状況について情報交換を行った。高住会だからこそ集められた情報は、利用者の生活にも深くかかわる内容でもある。今回明らかになった問題の他にも問題はあることが推測され、今後のテーマとしていく。



●第4回:バリアフリーあるあるシリーズA「事例研究・キーパーソンは誰?」

日時:2020年11月24日(火)18:00-20:00
場所:オンライン(Zoomミーティング)
参加者数:13名
話題提供者:小川仙月さん(茨城県会員)
内容:玄関までの屋外のアプローチに手摺を設置した事例での失敗談から、真のニーズのとらえ方について意見交換をした。建築職、医療福祉職の見解と、複数のご家族、そしてご本人の意思が必ずしも一致しない場合の判断のあり方を学び合った。



●第3回:バリアフリーあるあるシリーズ@「後からわかって大慌て」

日時:2020年11月9日(月)18:00-20:00
場所:オンライン(Zoomミーティング)
参加者数:11名
話題提供者:田畑邦雄さん(茨城県会員
内容:「聞き出す技術」について、何か見つかるのではないかと期待してテーマを設定。雑談をする中で、住まい手から愚痴が出たときには注意をしているなど、有意義な話もたくさんあった。好評な感想もいただき、建築茶論は今後も継続的に開催して、会の共有財産としていくことで賛同を得た。



●第2回:「バリアフリー建築界のレジェンド対談〜古瀬 敏 氏をお招きして〜」

日時:2020年10月31日(土)14:00-16:00
場所:オンライン(Zoomミーティング)
参加者数:20名
ゲスト講師:古瀬 敏先生(静岡文化芸術大学名誉教授)ナビゲーター:吉田紗栄子
内容:日本のバリアフリー化に貢献されてきた古瀬先生と吉田理事長の対談形式で、なぜ日本で高齢化対応住宅が広まらないのか? どうすれば増やすことができるのか?などお話を伺い意見交換をした。



●第1回:高住会設立20周年記念企画〜多様なニーズに応えるアセスメント手法を語り合う〜

日時:
2020年6月20日(土)14:30-16:30
場所:オンライン(Zoomミーティング)
参加者数:18名
企画/プレゼンター:市瀬敬子さん(進行・ヒアリングシート事例)/岡村英樹さん(マインドマップ)/小川仙月さん(フローチャート)

内容:話題提供として事例をもとに3つのアセスメントツールを紹介の後、参加者が使っているツールや方法など、自由に意見交換を行った。
認知症の方の対応や、元気な高齢者及びご家族の場合にも話題が広がった。

 
 
NPO法人高齢社会の住まいをつくる会

高住会とは?

会の概要
入会について
関連書籍など
バリアフリー住宅・リフォームのヒント・実例・商品など
住まいづくりの流れ
ワンポイントアドバイス
実例
おすすめ商品
制度を使った住宅改修
制度の紹介
改修の事例
住宅相談のご案内
個別相談
ネット相談
バリアフリー住宅の設計者紹介
設計者紹介
イベントのご案内
セミナー、見学会など
リンク他