■建築概要
所在地 茨城県ひたちなか市
改築面積
構造 木造
建築期間 3日間
対象者と目的;男性(88歳)一人暮らし、杖歩行、左肩骨折のため肩より上に挙上できない。骨折のため入院中に、退院に際して、自立した一人暮らしを再開するために、安心して移動できる環境を整備。
改修内容;土間の床上げした廊下による段差解消と、および転倒防止のための手すりの設置;4箇所
経緯;入院中に本人には直接お目にかからず゙に工事を行いました。
そのためADL動作の確認、手すりの高さや設置位置の確確認等は、病院での状況をケアマネージャーから伝え聞いての改修を実施。使用状況をみて不具合が生じれば、手すりの高さなどは手直しする覚悟で進めることとなりました。
住まいの環境;お店を営んでいた時期があり、土間を挟んでトイレ空間がありました。トイレの前には風呂釜が設置されており、キッチンはトイレの背面の土間に(W=1200)シンクとガステーブルが配置されています。トイレと居室の間に土間を挟んだ空間の段差はH=430mmです。
計画概要;
寝室と茶の間と段差のある土間の部分に、トイレや浴室の使用が楽にできるように段差のない廊下を設けました。また、キッチンへの移動のためには階段を設置して、安全に段差を超えられるようにしました。
キッチンの調理器には体の接触を防ぐための手すりを設置、また、トイレへの移動中に体のバランスを崩しての転倒や風呂釜との接触を防ぐために手すりを取り付け、移動の安全の確保を心がけました。
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