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脱衣室の洗面台では顔を洗う、歯を磨くことのほか、装備を整えれば洗濯や洗髪も可能だ。
最近では朝シャンブームが下火になったのか、髪の毛の後始末が大変だからか、洗面カウンターにシャワー水栓を取り付けるなどシャンプー対応にすることが少なくなってきたと聞く。でも洗面台で髪が洗えるようにしておくと、体調の都合で入浴ができないときでも洗髪ができ、さわやかに過ごすことができる。
体力が弱っているときや心臓に負担がかかるのを避けたいときに入浴と洗髪の両方を同時に行うのは体への負担がかかる。そんなときには入浴で体を清め、別の時に洗面台で髪を洗えば体の負担も減らせる。
このときに配慮するのが洗面器とカウンターの高さである。他人任せにせず、自分の使いやすい高さの機器をしっかり選びたい。
また流水で丁寧に洗顔をするときに蛇口の水を手に受けて洗っているのはもどかしいものだ。そんなときにシャワー水栓の蛇口を顔に当てるようにして洗うとさっぱりする。この方法は使用水量も少なく省エネでもある。もちろん洗面器の内部の掃除を隅々まですることにもシャワー水栓は使えるので便利だ。
実務者会員 中村陽子 (創作工房И)
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