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事例@ トイレの改修(部屋拡張)

和式両用便器から洋式便器への変更

 

下川設計室
下川滝美

下川滝美の紹介


65歳一人暮らしの女性。
家は古いけれども、住み慣れたこの街この家での自立した生活の継続が望み。そのための支援として「安全で使いやすいトイレ環境整備」を目指しました。

 トイレは廊下を挟み、寝室の横にあります。7年前に和風両用便器を福祉用具により洋式化して、手すりも取り付けられていました。
しかし便器の前面寸法が少なく便座の低いこのトイレでは、最近ではリウマチの進行により排泄動作に苦痛に感じられていたので、下水道への切り替え工事をきっかけにトイレの改修を決心されました。
そこで地域包括支援センターに相談、要支援1の認定を受けて、この住宅改修と浴室への福祉用具の購入で介護保険制度を利用されました。
トイレの改修と、入浴にシャワーチェアーを導入された事で、膝の関節への負担も軽くなり、以前より身体の調子もよくなり外出も増えたということです。



 リフォーム前    

 
 

便器前寸法約30cm 便器座面までの高さ約34cm



 リフォーム後

 

 

 


工事内容:(介護保険対象分)

@床段差の解消と床材の変更
床材はやわらかい感触と掃除のしやすさを配慮しました。
●クッションフロアー貼り(木目調)

A和式両用便器から洋式便器に変更
前面寸法確保のために便器の向きも変え ました。
●便器:INAX サティスS6タイプ

便座の機能は具合の悪い日のことも考慮し決めました。現在はまだ使わずに済んでいますが、安心感があります。

B手すりの取り付け
リウマチという疾病と本人の立ち座りの しやすさを配慮しました。
●手すり:INAX KFC-290N

C扉の変更
一人暮らしなので「暖簾」という案もありました。   

・その他トイレを拡張するための袖壁・垂れ壁の撤去・補修工事
(対象外工事:一部保険者判断)

・水洗金具:レバー式
(対象外工事)
工事中は仮設トイレでの排泄が困難なためポータブルトイレを使用されました。

■主な内部仕上げ
床 木床組みの上クッションフロアー
壁 コンパネ下地の上ビニルクロス貼り
天井 ビニルクロス貼り






 
  図面
 




 

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