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【74 古い家の思い出つなぐ】
新しい家は木の香りも豊かでうれしいものだが、その一方で失ったものへの郷愁は日を重ねるごとに強くなりがちだ。特に古い家を壊さざるを得なかったときに思いは募る。そんなとき、旧い家の使いこなした部材を新しい家に使うことで貴重な思い出を持続させ、懐かしい住み慣れた環境を持ち込むことができる。

しかしそのためにはコストがかかる「手壊し」にしなければならない。もっと手軽にしたいなら、建具や欄間、天井板のように比較的はずしやすい部材で気に入ったものを活用することを考えてはどうだろう

こうした材料は新築工事が始まってから持ち込んでも使い切れるとは限らない。持ち込みたい材料が決まったら、設計の段階でどこに使うか、使えるのかを検討する。建具は外すのは簡単でも使いたい高さに足りないことがある。上下に部材を足したり、周りに枠を取り付けたりし、既存の材料の大きさを把握した設計が必要になる。

年月を重ねたものがそこにあるだけで、懐かしい空間となり、新築のよそよそしさがなくなる。その懐かしさは引越しの疲れもいやしてくれる。新しい家に慣れずにストレスを感じることがあるが、こうした配慮が新しい家を受け入れていくことにつながる。

実務者会員 中村陽子 (創作工房И)

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